移転しました
移転しました → 毎日が春休み
iRobot社のお掃除ロボットのルンバを購入してから、もうすぐで一年になる。
埃で死ぬわけでもなし、掃除機かけるのってそんなに大変でもない。自分には高すぎる買い物だ。以前はそう思っていた。
だが、私のビョーキがいつまでたっても治らないことから(回復傾向にはあるのだけれど…)、道具に頼れることは道具に頼ることにしたんだ。
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購入して、ルンバに掃除をお願いするようになってからわかったことだが、うちの家はゴミが多い。毎日、ルンバのダストボックスにはたくさんのゴミが集まる。畳に布団を敷いて寝ていること、子どもたちの食べかすや遊んだ後の紙くずなどが原因だ。
ルンバは、かわいいかわいいときいていたが、本当にかわいい。文句も云わずに、健気に、くるくると周りながら、せっせと床を掃除する。掃除が終わると一人でおうちに帰って、自分で充電する。たまに、充電がうまくできてなくて、お腹を空かせて行き倒れている時もある。
だいたい「iRobot社のロボット」というだけでわくわくするじゃないか。アシモフの「われはロボット」の世界がやってきたってね! いつでも未来はいつの間にかここに来ているんだ。ルンバは、ロボット三原則(人間への安全性、命令への服従、自己防衛)に矛盾した動きをすると壊れてしまうに違いない。もしそうなったら、私がキャルヴィン博士になって、ルンバを治してあげなければならない。
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ルンバを持っている人から名前を付けると愛着がわくと聞いた。うちのルンバには、「カシオペイア」と名付けた。いつか「モモ」に出てくる亀の名前だ。時間どろぼうに時間を奪われるかもしれないから。リスク管理の一環として。
上の娘に「いざという時にはマイスターホラのところに連れていってくれるように、ルンバに『カシオペイア』とつけたよ」と意気揚々と話したら、「おかあさん、なに夢見がちなことを言っているの?」と冷たく言われた。最近、上の娘は、私に言動に対してクールな反応をするようになってきた。
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いつの頃からか、下の2歳の娘はルンバと呼ばれるようになった。
一カ所でくるくるとまわる、壁に自分からぶつかっていく、大きな段差には注意できるのに小さな段差につまづいて泣く、はいつくばってゴミを集めてくれる、丸っこいなど、下の娘はルンバによく似ている。
そのため、便宜上、本物のルンバはカシオルンバと呼ぶことになった。光画部では野球のバットを粉砕バットと呼ぶようなものだ。
そんなわけで、わが家では今日も、小さい子どものルンバとカシオペイアという名のルンバがくるくると家の中を動き回っている。
かえるの歌を二歳児の名前で替え歌をつくって歌ってあげていたら、二歳児はかえるの歌らしきものを歌うようになった。
でも、微妙にアレンジされていて、なんだか不思議な味わいのメロディになっている。
二歳児に何かを入力すると、大抵なんらかの変換がされて出力されるから面白い。
保育園の行き帰りに、二歳児はこの微妙な歌を歌う。
朝はまだしも、薄暗い夕暮れ時に聞くと不思議な気持ちになる。
二歳児はこの世じゃない側との繋がりが強いのだから、何かを連れてきてしまうような気がする。
でも、うちの二歳児が呼ぶものなのだから、あちら側の住民だとしても何かしら可愛らしいものだろう。
そう言い聞かせながら、魑魅魍魎がいそうな奈良の街を自転車を必死にこいで帰宅する。
少し前に、「助けて」「助けて」と叫びながら目をさました。大変キモかったよ☆彡
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今期はまってみていたアニメ「悪の華」が、あまり話が進まないまま、第一部完となってしまった*。
2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:3577ページ
ナイス数:7ナイス
監督不行届 (Feelコミックス)
読了日:6月30日 著者:安野 モヨコかえるのオムライス (創作えほん)
読了日:6月30日 著者:マット かずここねこのぴっち (岩波の子どもの本)
読了日:6月30日 著者:ハンス・フィッシャーうさぎさんてつだってほしいの
読了日:6月30日 著者:シャーロット・ゾロトウ森の絵本 (講談社の創作絵本)
読了日:6月30日 著者:長田 弘チリとチリリうみのおはなし
読了日:6月30日 著者:どい かやチリとチリリ
読了日:6月30日 著者:どい かや空が灰色だから5(完結)(少年チャンピオン・コミックス)
読了日:6月24日 著者:阿部共実空が灰色だから 4 (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:6月24日 著者:阿部 共実地域空間の包容力と社会的持続性
読了日:6月22日 著者:阿部 大輔,的場 信敬うさこちゃんのたんじょうび (2才からのうさこちゃんの絵本セット1) (子どもがはじめてであう絵本)
読了日:6月15日 著者:ディック ブルーナ花男 (3) (Big spirits comics special)
読了日:6月15日 著者:松本 大洋花男 (2) (Big spirits comics special)
読了日:6月15日 著者:松本 大洋花男 (1) (Big spirits comics special)
読了日:6月15日 著者:松本 大洋ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)
読了日:6月12日 著者:堤 未果ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
読了日:6月11日 著者:堤 未果大王 (Cue comics)
読了日:6月8日 著者:黒田 硫黄ボランティア―もうひとつの情報社会 (岩波新書)の感想
ボランティアする側とされる側は相互依存性がある。ボランティアに関わるということは、自らを他者から攻撃を受けやすい状態(バルネラブル)におくことである。”ボランティアはどうして、あえて自分をバルネラブルにするのか。それは、問題を自分から切り離さないことで「窓」が開かれ、頬に風が感じられ、意外な展開や不思議な魅力のある関係性がプレゼントされることを経験的に知っているからである。”
読了日:6月4日 著者:金子 郁容移動の制約の解消が社会を変える―誰もが利用しやすい公共交通がもたらすクロスセクターベネフィットの感想
1994年にイギリスで発表された"Cross-sector benefits of accessible public transport"の和訳。当時のイギリスは、公共交通部門のバリアフリー化に多大な費用がかけられており、その費用の説明根拠としてこの書類がつくられたときいた。この本にまとめられたものは、いずれも概算であるが、クロスセクターベネフィットという考え方として重要だと思う。
読了日:6月3日 著者:アンドリュー フォークス,ブライアン ヘイザー,フィリップ オクスレー市民科学者として生きる (岩波新書)の感想
専門性を持った科学者が、狭いアカデミズムの枠を超え、市民の立場で行動することの可能性と意義。現状の反原発運動にこそ、アカデミズムと市民を繋ぐ高木仁三郎さんのような存在は必要なのだが…。惜しい人を亡くしてしまったと思う。
読了日:6月3日 著者:高木 仁三郎建築に夢をみた (NHKライブラリー)
読了日:6月3日 著者:安藤 忠雄サブカルチャー神話解体―少女・音楽・マンガ・性の30年とコミュニケーションの現在
読了日:6月3日 著者:宮台 真司,大塚 明子,石原 英樹
先日、アスベスト訴訟のドキュメンタリー映画をみた。
石綿産業が集中していた大阪府南部・泉南地域の工場の元労働者や近隣住民及びその遺族らが提訴した大阪アスベスト訴訟(第1陣)において,第1審の大阪地方裁判所は,平成22年5月19日,原告の請求を一部認容し,国の規制権限の不行使の違法を認める判決を言い渡しました。この判決に対して,原告・被告双方が控訴しましたが,控訴審の大阪高等裁判所は,平成23年8月25日,国に規制権限不行使の違法はなかったとして,1審判決を取り消し,原告の請求を全て棄却する判決を言い渡しました。この判決に対し,原告は上告及び上告受理申立てをし,現在,最高裁判所に係属しています。(法務省:アスベスト訴訟より)
■“漫画「石の綿」出版 アスベスト問題を風化させない!大学生が竹宮惠子氏とコラボ”。神戸大と京都精華大のコラボとのことです。学生さんの漫画なので、漫画としてはわかりにくいところもありますけれど、アスベストの問題を知るにはよいかも。
研究室の学生さんとしている読書会2回目のレジュメ。
●本書の概要