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2006年1月16日 (月)

言葉を習得する過程

 子どもが1歳半になり,しゃべれる言葉が増えてきた.子どもが言葉を習得するにつれ,親は言葉と物事の関連性について考えさせられる場面が多くなる.
彼女が最初に話した言葉は,「バ」.バナナを指差して「バ」と叫ぶ.バナナときちんと言えてなくても,周囲の大人はバナナのことを指していると理解してしまう.だから彼女はいまだにバナナのことを「バ」としか呼ばない.
 最近よく使うのは「いたいいたい」という言葉で,どうやら彼女は「体のどこかの調子が悪い」という意味合い以外に,「私に注目して」,「あれをとって」というような意味合いでも使っているようだ.彼女がそのように言葉を習得してしまったのは,転んだ時や中耳炎になった時に,周囲の大人が「いたいいたいだね」と言いながら,優しく接してくれたからだろう.
 このように,多くの誤解と勘違いを積み重ねて少しずつ修正を加えながら,徐々に彼女は言葉を習得していく.その過程は,基本的にはゆっくりと手探りで,時には周囲が驚くほど早い.この過程を見られるというだけで,親になった甲斐があるというものだ.

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