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2006年1月19日 (木)

移動の制約と自立した生活

 職場の人に聞いた話.義足の中でもコンピュータ制御が入っているインテリジェント義足は300万円近くする.一方で,単純な義足は数万円.違いは,義足とわからないほどスムーズに歩けること.現在,インテリジェント義足も,単純な義足も自己負担は1万円程度で,交付されている.しかし,身体障害者自立支援法が可決された今後は,自己負担は大きくなり,お金持ちしかインテリジェント義足を使うことができないのではないか,と言っていた.
 それと,盲導犬のこと.盲導犬を1匹育てるのに,300万円程度かかる.盲導犬は,補装具給付の対象になっていない.そのため,盲導犬の育成は全てボランタリーな寄付などに拠っていて,盲導犬を必要としている人がたくさん待機している.
 インテリジェント義足も盲導犬も,それを高いと思うのは,ものを単独で見た場合.それらが給付されることにより,一人の人間が自立して,日々の生活に満足していくことができた場合はそれほど高くないのではないだろうか?インテリジェント義足や盲導犬を使うことにより,一人の人間が働き続けるのが可能になり,それだけでなく,娯楽など好きな外出ができたら商業活動として使うお金も多くなり,社会全体で見ると給付額は回収できるのではないか.
これに対する反論はよくわかっている.その効果は本当に確認できているのか,ということ.お金の節減効果はすぐに出る.でも,QOL(Quality of Life)に関しては,低下しても向上しても,きちんと把握できていない.移動の制約とQOLの関係が,私の継続したテーマだが,なかなかモノにならない.


 ブログを書き出して気づいたこと.私の文章はとても硬く面白みがない.報告書や論文を書いている時とあまり変わらない文章だ.川上弘美がエッセイで書いていたが,軟らかい文章というのは,硬い文章の何倍も難しい.

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