« 雪かき | トップページ | 呉を歩く »

2006年8月26日 (土)

教師という仕事

Kさんの紹介で,O大学の非常勤講師の仕事をもらう.夏休みの集中講義,しかも3コマずつ5日間という教師にとっても学生にとってもハードなスケジュールであったが,なかなか充実した1週間だった.私は今まで教師という仕事にほとんど興味がなかった.だが,なかなか良い仕事であることがわかった.
最初の頃,私は学生を怖がっていた.「知識が足りない」,「内容が低レベル」,「つまらない」等といった言葉で糾弾されたら,あるいは誰も話を聞いてくれなかったら,そういう想像をして憂鬱な気持ちに陥っていた.しかし,学生というのはなかなか素直な存在であることがわかった.きちんと作りこんだ回は学生の反応もよく,みな熱心に聴いてくれた.逆に時間がなくて十分に練れていない回は大変反応が悪く,熟睡する学生も多くて大変申し訳ない気持ちになった.最後のグループワークの発表に対するコメントを言う際には,褒めることを心がけた.すると学生は私のほめ言葉に素直に喜び,かわいらしい笑顔を浮かべた.これらのことは書くと大して新味のない当然の知見だが,私は学生があまりにもわかりやすい反応を示すのに本当に驚いた.
また,授業を実施するためには,知識を整理して,話を整理しなければいけない.この過程は十分な時間があれば楽しい作業だ.学生に教えなければいけないという目的がはっきりしているので,やりがいもある.また,この過程で得た知識は,今後の研究や仕事で活かすことができる.
できれば,さらに授業内容をバージョンアップして,来年,再来年と続けたい仕事である.ただ少し気をつけないといけないのは,説教くさくなりすぎないようにすることである.教員というのは,学生の成績をつけることが出来るという点で,学生に対して権力を持っている.それを利用して優越的な態度をとったり,説教くさくならないように,気をつけたい.

|

« 雪かき | トップページ | 呉を歩く »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/161814/11736006

この記事へのトラックバック一覧です: 教師という仕事:

« 雪かき | トップページ | 呉を歩く »