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2006年12月 3日 (日)

オリジナルな言葉

先日,F大学出身の先生とお会いした際に「訛っていないから福井出身者とは分からなかった」と言われた.ああ,そうだ,私は出身地のアイデンティティである言葉を捨ててしまったのだった,と改めて思い,自分のアイデンティティを確かめるかのように,その先生にしつこく福井のローカルな話題をふってしまったのだった.

「訛っていない」といわれるのは,大阪に出てきてからしばらくは誉め言葉のように感じていた.しかし,よく考えると自分のオリジナルな言葉を喋ることができないのは不幸なことだと思う.私の出身地である福井は,おそらく日本でも有数の訛りのある地域だと思う.福井弁はイントネーションがかなり独特なため,オットは私が福井弁で喋ると話が通じない.関西弁もかなり訛っているのだが,こちらはテレビ等で市民権を得ているため,関西人はどこにいっても関西弁で喋る(学会発表でさえ関西弁でする,私にはそれが本当に羨ましい).福井県は目立たない県であるため,ひどい訛りがあることはそれほど知られていない.福井出身者は,少し意識してイントネーションをできるだけつけずに話をしないと,他人とコミュニケーションもとれないのだ.そんなわけで,私の普段喋る言葉は標準語でもない,といってどこの地域の言葉でもない,得体の知れない言葉になってしまった.

私は福井を愛しているし,博士号をとって再就職する際には福井,できなければ北陸で就職したい.F大学出身の先生(生まれは名古屋)に「僕も福井で仕事があるなら福井に住みたい」と言われたのは本当に嬉しかった.それなのに私は福井県出身であるのを隠すかのように訛りを隠していて,何だか矛盾していると思う.

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