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2007年5月24日 (木)

方言の認知について 「まなし」「かぜねつ」「うらかしま」

福井を出てから12年たつ。だから、いい加減どの言葉が福井弁なのか分かっているつもりなのだが、それでも時折通じない言葉があって、「この言葉が福井弁なの!!」とびっくりする。

今日は「まなし」が通じなくてびっくりした。「まなし」とは「間無し」で、時間がたっていない様を表すのだが、オットに通じなかった(用例:○○先生は、保育所に移られてまなしなので、娘のことをよく理解されていない)。少し調べると、福井弁ではなく、古語。ただし、現代ではあまり使われていないようだ(使っているのは年配の人が多い)。

あとは「かぜねつ」。口内炎のことをさすのだが、方言だとは思わず、単なる別称だと思っていたため気づくのが遅れた。

うらかしま」が通じないのも最近知った。裏返しのことだが、洋服の表裏を逆に着ているとき等は、「うらがえし」よりも「うらかしま」の方がぴったりくるのに。

標準語だとばかり思っていた言葉が方言だと気づいたときって、驚きが一番大きいけど、何だか面白いし嬉しくなる。福井弁にひきづられて、子どもの頃を思い出すせいかもしれない。そういえば、子どもの頃、自分が話している言葉は標準語だと信じていて、訛っているなんて思いもしなかったよ。

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(追記)地方出身者にとって、自分の馴染んでいる言葉が方言か否か認知することがなぜ重要なのか?ということ。

まず、方言であることを認知していないと、スムーズなコミュニケーションを阻害してしまうということ。方言は同郷者以外には伝わらない言葉であるため、相手が言葉自体に気をとられることになり、話の主題を見失ってしまう。でも、これは時折であれば、「言葉って面白いね」という話になり、それほど大きな問題ではない。

問題が大きいと思うのは、家族に小さな子どもがいる場合。子どもは親に教わった言葉を正しいと思って、話している。小さな子どもにとって親が教えることは、絶対的なものである。それを、「そんな言葉はない。○○ちゃんは変な言葉を使う」などと他者に全否定されると、子どもの小さな頭は混乱してしまうのではないか。だから、小さな子どもと一緒に暮らしている世帯においては、住んでいる地域における一般的な言葉を使ったほうがいいように思う。

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