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2007年5月24日 (木)

娘の疑問に真摯に答えてみる

娘が、何に対しても「どうして?」「どうして?」と疑問を持つ時期に突入した。疑問を持つようになったのは、自分の身の回りに興味を持つようにレベルアップした証拠なので、できるだけきちんと答えるようにしたいと思っている。しかし、どう答えても娘の疑問はつきなくて、終いには面倒くさくなって「どうしてもよ!」と話をぶち切りたくなってしまう。だが、これは娘の知への欲求を阻害することになってよくないと不意に思いたち、娘の疑問に真摯に答えてみた。

その日の「どうして?」は階段で始まったのだった。娘に「階段から落ちると危ないからしっかり登りなさい」と注意したところ、「どうして?」と聞いてきた。「落ちると怪我をして、痛い痛いになるからよ」と答えても「どうして?」が終わらない。そこで、私の数少ない物理の知識を総動員して真摯に答えることにした。

「階段を登ると、登る前よりも位置エネルギーが増えるでしょ。階段から落ちると位置エネルギーが運動エネルギーに変わるのよ。つまり高いところから落ちると、速い速度で床にぶつかるのよ。で、ぶつかった時の痛さは、衝撃の強さに比例するのよね、たぶん。衝撃の強さは質量と速度の積で表すことができるから、早い速度で落ちれば落ちるほど衝撃が強くなるでしょ。だから、階段から落ちると、とっても痛いのよ。さらに○○ちゃんは頭が大きいから、頭から落ちる確率が高くて、危険性がとても増すのよ。わかった?」

と、しどろもどろになりながらも、何とか答えた。娘はずっと私の説明に聞き入ってくれていたのだが、私が話し終わると少し厭きれた顔でうなずき、それ以上「どうして?」とは聞かなくて無言になってしまった。私は娘のことを考えて頑張って説明したつもりだったのだが、どうやら私の単なる自己満足に過ぎず、疑問を発する意欲を失わせたようだった。でも、娘の質問を終わらすには、多くの言葉を費やして説明するのは有効なんだな、とぼんやり思った。

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