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2007年6月 9日 (土)

プレッシャーに弱い

私は大雑把な性格で、「繊細」、「神経質」といった性格からはかけ離れていると思っている。だが、どうもプレッシャーにとても弱い性格のようだ。

子どもの頃、繰り返しやらかした病気に「自家中毒」がある。かかったではなく、「やらかした」と書いたのは、自家中毒という病気は、ウイルスとか病原体に負けて病気にかかるのではなく、精神的なプレッシャーや疲れにより身体のバランスを崩して自分で引き起こしてしまう病気であるから。私は自分自身がよくやっていたので、ごくありふれている病気だと思っていたが、周りに聞くとあんまり知っている人がいない。

初めて自家中毒になったのは、幼稚園の卒園式で、在園児代表として送辞をよむことになったとき。送辞をよむことになったのは、私が適していたから、というより、たまたま母親が保護者会の会長をしていたというのが理由。その後は、小学校の卒業式でエレクトーンの伴奏をするとか、中学校の立志式で壇上で作文を読むとか、人前で何かをするときには決まって自家中毒をやっていた気がする。

で、今回。三十路を過ぎたというのに、自家中毒によく似た症状が出て、自分でも笑ってしまった。今回の原因は、研究室のゼミでの発表。研究内容をうまくまとめることができず、そのプレッシャーで胃腸の調子が悪くなり、食欲がなくなった。ゼミ発表の前日からは、微熱が出た上に、固形物が食べれず、ゼリーとジュースを食べて過ごした。あまりの顔色の悪さに、先生方からもかなり心配され、「ゼミ発表が終わったらすぐ帰っていいぞ」という優しいお言葉をいただいたりした。

こんなわけで体調があまりにも悪かったのだが、ゼミ発表自体はかえって開き直って発表できた。先生からのコメントは、可もなく不可もなく、という感じ。まだまだ突っ込みどころも多いし、検討するべきところも多いが、研究自体は少しは前進している、というところを示せたような気がする。思えば子どもの頃も、体調が悪いとかえって緊張せずに本番に臨めたのを思い出した(本番の直前まで保健室にいたような気がする)。

で、その後の体調は、ゼミ終了後から急速によくなり、次の日からは普通の体調に戻った。このことから判断するに、どう考えても今回はゼミ発表が原因の体調不良ということなんだと思う。たかだかゼミ発表のプレッシャーで胃腸を壊してしまう自分の気の弱さがうらめしい。何でこんなにプレッシャーを感じるのかということをツラツラと考えてみたのだが、私自身の「こうみせたい」という理想の自分と私本来の能力の間に乖離を感じ、その乖離をうまく埋めきれないからなのかと思う。まとめると、私は自己顕示欲が強いのに、自分に自信がないということなのかな。娘にこの性格が遺伝していなければいいのだけども。

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