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2007年9月

2007年9月29日 (土)

自分の状況を笑えるかどうか

R0010748_s_2  先日、っていっても1ヶ月ほど前に、金沢時代の先輩と話していてこんな話が出た。

 とても忙しい時とか、失敗した時とか、自分の思い通りに事が進まない時とかに自分のことを笑い飛ばせるかどうか、ってことが大事だよね、ということ。

 自分のことを笑い飛ばせないのって、精神的にやばい証拠だと思う。

 自分のことを笑えるということは、まだ自分のことを客観視できるということ。

 だから多少辛くても、できるだけ自分のことを笑い飛ばすようにしたい。

 笑い飛ばせない時は、大好きな本の世界にでも閉じこもって、寝てしまえばいい。

 この世には明けない夜はないし、気の持ちようで、どうにでもなることも多いのだ。

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2007年9月28日 (金)

ホームパーティ

2007_0923taniuchisan0010_s 先週末は大学の同級生2人が家に遊びに来た。同級生といっても、私と違って二人ともまっすぐ博士後期課程に来ているので、私よりも若い人たち。年下の友達ができたのって久しぶりかも。

 家に人を呼ぶのは1年ぶりくらいだったので、はりきって家の中をきれいにし、料理をつくる。今回のメニューはスペイン風。ほとんどがとっても簡単に作れるものばかり。唯一テクニックがいるトルティーヤはオットが作ってくれたし。

・トルティーヤ(スペイン風オムレツ、オットが作ってから出かけてくれた)

・アスパラガスとカリフラワーのフリッター(揚げ物)

・ガスパッチョ(冷製トマトスープ)

・ししとうを焼いたの(オリーブオイルを少しかけて焼いただけ)

・生ハム(並べただけ)

・オリーブ(缶詰をお皿に入れただけ)

・ツナのペースト(ツナとブラックオリーブをハンドミキサーで混ぜたもの)

・カッテージチーズ(牛乳を温めて、酢を入れてこしたもの)

・サングリア(赤ワインにフルーツを漬け込んだもの。今回は少し漬け込みが足りなかった)

 ご飯を食べた後、娘はお客さんにはしゃぎすぎたのか、ぐっすりお昼寝。その合間に、お互いの研究のことなど、いろんなことを話しながら、デザートを食べた。みんな同じようなことに悩んでいる。同じ境遇の人が相談し合うって、それだけで癒される部分がある。ピアカウンセリングの大事さを改めて感じる。

2007_0923taniuchisan0029_s そうこうするうちにオットが帰宅したので、竹林のある素敵な公園をみんなで散歩。

 おうちに人が来るのって、決して派手な出来事ではないけれど、なんだか心がほっとするような楽しいことだよなー。

※写真は、遊びに来てくれたKちゃんが撮影したものです。

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2007年9月26日 (水)

キーマカレー

20070924550_s キーマカレーが好物だ。

 保存もできるし、材料費も手ごろだし。難しいテクニックはいらなくて、ひたすら煮込みに時間をかければできるところもいい。うちでは大量に作って、冷凍している。時には、お弁当に持っていくこともある。

 問題は娘が食べられないこと。仕方がないので、別途「子どものカレールー」で作ったカレーを作っている(これも小分けにして冷凍している)。

 今回は、キーマカレーに茄子を山ほど入れて、上にオムレツを載せてみた。見た目は適当だけど、癖になる味わい。

 写真の左端に写っているのは、サングリアを炭酸水(味がついてないもの)で割ったもの。日曜日に友人が来たので作ったのが余っていたのを活用。私はお酒に強くないので、果実酒やらを炭酸で薄めて飲む。ワインとカレーはちょっと合わない気がするけど、薄いお酒とカレーは結構合う。

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わがやのキーマカレーの作り方
 ①鍋にサラダ油を熱し、ガラムマサラを入れる。
 ②すりおろしたニンニク(ひとかけ)としょうが(ひとかけ)を入れて炒める。
 ③スライスした玉ねぎ(2~3個)を入れて炒める。
 ④トマト缶を1缶いれて、つぶしながら炒める。
 ⑤ひきにく(鶏でも豚でも合びきでもよい。300g程度)を入れて、炒める。
 ⑥ヨーグルト(大さじ3ぐらい)を混ぜてから入れる。
 ⑦コリアンダー、唐辛子、ターメリックを適当に入れる
 ⑧水分がなくなるまで、煮込む
 ⑨水分がなくなったら、水を300cc投入し、再度水がなくなるまで煮込む
 ⑩最後に適当に塩を入れて、味を調える。

 ポイントは、よく煮込むこと。入れる順番は、多少前後しても、味に問題はないような気がする。スパイスの量は、適当でよいと思う。コリアンダーがデトックス効果があると聞いて以来、うちではコリアンダーを少し多めに入れている。

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2007年9月24日 (月)

嘘も方便とやら

20070909535_s  子どもには正直な子に育ってほしいと思いながらも、子どもをしつけるために軽い嘘をつくことがある。

 たとえば、寝かしつける時に「寝ないとおばけがやってくるよ」と言ってしまう。これが意外と効果的で、子どもは「こわいよー、こわいよー」と本当に脅えるのである。「ベランダにまできているけど、目を閉じれば来ないよ」と、さらに追い討ちをかけ、寝かしつける。すこやかな眠りではなく、恐怖の中で眠りにつく娘が少し不憫でもあるのだが、10時近くなっても寝ない時にはついつい言ってしまう。

 ほかに、野菜ジュースを飲ませる時に「これはミッフィーがつくったのよ」と教えている。野菜ジュースは、野菜嫌いの娘に野菜をとらせるために、1年ほど前から飲ませている。甘いジュースではなく、トマトジュースベースのものなので最初は嫌がって飲ませるのも一苦労だった。ある日、図書館で借りてきたミッフィーがお庭で人参をつくる絵本(うさこちゃんのはたけ)を、娘がとても喜んで読んでいたので、これを活用することにした。ペットボトルにミッフィーの絵を描き、高い声で「私がつくった人参が入っているの、お願い、飲んでね!」と言ったところ、「ミッフィーのジュースだねー」と喜んで飲むようになった。

 あとは無数のつまらない嘘。オットの帰りが遅い時なんかに電話をかけるふりをして「お父さんは早くお風呂に入って、早く寝なさいと言っていたよ」とか、「お手手でごはんを食べる子は、ひよこ組さん(0歳児クラス)に戻ってもらわないといけないね」とか。

 今ではもう使えない嘘もある。2歳頃まで「チョコレートは苦い」と教えていたのだけれど、ある日、一口食べられてしまい、嘘がばれてしまった。ああ、こうやって経験を重ねれば、ばれてしまう嘘も多いのだろうな。でも、嘘を嘘と見抜くことができるようになる頃には、聞き分けがよくなっているのだろうか。

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2007年9月23日 (日)

子どもらしい一言

 子どもは、未熟で経験不足であるから、何かを誤解して面白いことをよくいう。 大人がいうとあまりにも馬鹿馬鹿しいことでも、子どもが言うとついつい笑ってしまうということが多い。そういうとき、子どもは空気をつくる天才なんだな、と思う。

 ある日、娘が「T子ちゃんのママ、食べ過ぎー。お腹がこんなんだよ」と笑いながら、お腹の上を丸くする身ぶりをしてみせる。T子ちゃんのママは、妊娠中でもうそろそろ臨月という頃。最近になってやっとお腹が目立ってきたけど、ちょっと前までは全然めだっていなかった。どうやら娘は妊娠を、食べ過ぎでお腹が出ている、と勘違いしたようだ。
 娘があまりにもあっけらかんと笑って言うので、否定するのも忘れて、つられて笑ってしまった。しばらくしてから「お腹に赤ちゃんがいて、T子ちゃんはもうすぐお姉ちゃんになるのよ」と説明してみたが、いまいち理解してくれなかった。娘は娘なりの今までの人生で得た知識をつかって、お腹が大きい=食べ過ぎという理解にたどりついたのに、お腹が大きい=赤ちゃんがいるというのがどうもピンと来ないらしい。
 そのうちT子ちゃんのママが出産して、またスリムなお腹になって赤ちゃんを連れて保育所に来るようになれば、娘も理解できるもかもしれない。でも、そうなると娘のあの面白い発言はもう聞けなくなるのかと思うと、少しさびしい。

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2007年9月18日 (火)

初めてのUSJ

 大人になるということは、初めて体験することがどんどん減っていくことである。初めて食べるもの、初めて聞くもの、初めて触るもの、初めて嗅ぐもの、初めて体験するもの、年を重ねるとそういったものがどんどん少なくなる。それどころか、初めての経験であっても、昔経験した何かのバリエーションのように感じたりして、新鮮さを感じられなくなる(代わりに、昔の思い出がどんどん増えて、ひとつの体験に多くの意味を見いだしたりできたりするけど)。

 だが、「子どもを育てる」ということは、この「初めての経験」というものを追体験できる。もちろん、私が子どもを育てるということ自体が初めてなので、初めての経験ばかりで日々驚いたり、惑わされたりしているわけだが、それだけでなく、子どもが初めて体験する様子を見ることができる。子どもというのは気持ちをダイレクトに外に伝える存在であるので、初めての体験をしている最中、子どもが感じている気持ちが親である私に伝わってきて、とても楽しい。初めての経験に対して、わくわくしている気持ち、不安に感じている気持ち、楽しさを噛み締めている気持ちなどを、子どもを通して追体験できるのだ。

 そんなわけで、「娘の初めての遊園地」を楽しむために、夏の終わりに娘と一緒にUSJに出かけた。テーマパークというものは「『夢を売る』という名目のもと、消費者からお金をどんどん奪っていく場所」というイメージがある。だから、そんな場所に小さい子どもをわざわざ連れていく必要性は薄い、とひねた考えをしていた(今もその考え方は変わらないけど)。だが、一週間の出稼ぎ週間と酷暑で心と体が疲れてしまったので、わかりやすい場所に出かけて、初めての経験をする娘の喜ぶ姿を見て心の疲れをとることにしたのだ。

 USJにはJRに乗っていった。駅を降りた瞬間からテーマパークのような街並みが続いている。童心に戻って、うきうきしながらUSJの門をくぐると立派な吊張橋が見える。「USJってこんなリアルな橋まで作って、すごい」と思いながら周囲を見渡すと、テレビ局のビルを始め、テーマパークと関係ない一般の建物が普通に見える。よく考えれば、USJから見える斜張橋もそうした普通の風景の一つで、ただ単にUSJが隠しきれていないだけであった(これを誤解した理由として、ディズニーランドは近くに走っている高速道路が園内から見えないように見事にフェイクしている、という話を聞いたからだった)。

 娘は、電車に乗っている間は「USJに行く!」とはしゃいでいた。しかし、初めて見るテーマパーク風の建物に少し圧倒されたのか、USJに着く頃には言葉が少なくなってしまった。気をとりなおして、サマーパレードを見たのだが、それも何がおこっているのかうまく理解できていないようだった。ただ、娘の大好きなキティちゃんが見れて、満足したようだった。その後も、娘のめてのUSJに対する緊張は続いていて、オズの魔法使いの人形達と記念撮影するときも、顔はこわばったままだった。

20070826477_s  娘が少しリラックスしてきたのは、メリーゴーラウンドに乗った後である。メリーゴーラウンドが動き出してしばらくは、かなり緊張した面持ちをしていたのだが、3分ほど回っている間に慣れてきた。娘はメリーゴーラウンドに乗れたことで自信をつけたようで、急に大胆になり、スヌーピーのコースターに乗りたいと言い出した。娘は3歳にしては大きいので、コースターにも乗れる身長だったが、スヌーピーのコースターは1回転もするし、かなり早いスピードで走る。待っている間に気が変わるかと思ったが、娘はコースターの回転も楽しそうに見ている。大泣きするだろうとは思い、「本当に乗るの?」と何度も確認したが、「乗りたい!乗りたい!」と娘の意思は固い。しょうがないので本人の意思を尊重してコースターに乗ったところ、娘は恐怖のあまり悲鳴も出ず、ずっと固まっていた。あまりにも怖かったのか、その後、乗り物に乗ってくれず、すべりだいやスヌーピーの人形としばらく遊んでいた。娘はそれで満足そうだったが、私はせっかく来たのだからもう一つぐらい乗り物を乗らないのともったいないと感じて、セサミストリートの3D映画を見ることにした。娘が疲れ果てて寝ている時間を利用してセサミストリートの長い列に並び、何とか映画を見ることができたのだが、娘は飛び出す画面や動くいすに驚いたのか、終始、私の手をぎゅっと握りしめていた。

 そんなこんなで、娘にとっての初めてのUSJは、緊張や恐怖、驚きの連続だった。だが、楽しんでいなかったのかというとそういうわけでもなく、とても楽しい思い出になったようである。今でも不意に「メリーゴーラウンドに乗ったねー。パンダの乗り物だったよ」「ジェットコースター怖かった」などと話し始めるし、お店や雑誌の広告等でセサミストリートのエルモを見かけると「USJで見た! USJで見た!」と大興奮で報告してくれる。私はというと、「USJに行った」という大人にとっては取るに足らない出来事が、娘にとっては強烈な夏の思い出として刻まれた様子をみることができて、大満足だったりする。

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2007年9月17日 (月)

子どものいい間違いその3

 しつこいようだが、娘のいい間違いの話。

 娘が保育所でもらってきた塗り絵の切れ端とか、チラシの裏に書いた落書きだとか、娘にとっては大事かもしれないけれど、大人から見るととるに足らないものを誤って破ってしまうことがある(もちろんわざとではなく、掃除とか片付けの際に)。

 そうした時に娘は顔を真っ赤にして列火のごとく起こるのだが、よくよく聞いて見ると言い回しがおかしい。「お母さんがやぶした!やぶした!」と言っているのだ。どうやら娘は「破る」の過去形は「やぶした」だと思っているようなのだ。なぜこんないい間違いをするのだろう?と少し考えてみたところ、「壊す」と同じ活用をしているのかと思い当たり、納得した。たぶん、娘は「壊す」と「破る」を似たものだと思っているのだろう。動詞の変換って難しい。訂正してみたものの、なかなか直りそうにない。

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2007年9月15日 (土)

お母さんもかわいくなりたい

20070826472_s 少し前にUSJに娘と二人で行った。娘は、それ以来、USJのパレードで見たハローキティが忘れられないようで、時折「キティちゃん、USJにいたねー。車に乗っていた。踊っていた。かわいかった」とつぶやく。

 ある日、私がたわむれに、「お母さんもキティちゃんみたいにかわいくなりたいなー」と言ったところ、娘に「お母さんはもう大きいからなれないよ。食べすぎー」と全否定された。なれないのはわかっているけど、そんなに否定しなくても。食べ過ぎって言われたのも ショック。娘にかわいいと言われるあの白い巨大なキグルミがうらやましい。

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2007年9月14日 (金)

他人への批判とやら

 批判精神というのがないと、研究なんてできないと思う。私の敬愛するN先生もそう仰っている。それはそうだが、日常にも批判精神がにじみ出てくるのは考えものだ。自分と直接関係ないものへの批判はしないに越したことはない。

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 昨日はとてもお世話になっている人のつながりで、ある会合に参加した。そこで感じたことを自分の中で消化することができず、お世話になっている人に対して、ついつい批判めいたメールを書いてしまった。

 そのメールへの返事はまだ来ていないのだが、今読み返してみると、自分は積極的に関わろうとしていないにも関わらず、勝手な批判に満ちた文章で、本当にうんざりしてくる。もう2、3日メールを寝かして、冷静になってから送るかどうか判断すればよかった。私も無駄に年をとり、批判をオブラートに包むやり方を覚えたので、それほどキツイ文章になっていないような気もするが、相手がうまく受け取ってくれないと、関係を壊してしまうことになりかねない。

 多分、今回は、私のメールの受け取り手の方は精神的に大人の方なので、受け流してくれると思う(と信じたい)。だいたい私は他人を批判できる立場なんかじゃないんだ。やれやれ。もっと自分のことに気を回したり、時間をつかうことにしたい。

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2007年9月13日 (木)

梨がたくさんきた時の対処法

 オットの祖母から梨(幸水)が一箱届いた。オットの祖母の家の近くには梨畑が広がっており、、梨が安く手に入るからか、こうして梨を送ってくれることがある。

 果物がたくさんある状態は、とてもうれしいのだが、頑張って消費しなければドンドン熟していき、食べることができない状態になってしまう。ご近所に配ったり、お土産に持っていったり、大学にもっていったりしたのだが、まだまだ梨が家にあふれている。それに梨は林檎よりも日持ちがしないので、早く食べないとおばあさんに申し訳ないことになってしまう。

 「林檎なら果実酒にしたり、ジャムにするんだけど、梨はどうだろう?」とオットに相談してみると、「洋ナシのコンポートとか、洋ナシ酒はおいしそうに感じるでしょ。梨もいっしょだよ、きっと」という返事。そこで、先週末、早速、幸水を加工した。

 まずは梨のコンポート。スロークッカーに梨と砂糖とブランデーを放り込んで、ぐつぐつ煮ること3時間。風味豊かなコンポートができあがった。ヨーグルトに混ぜて食べたりするとおいしそう。(材料は、梨3個、砂糖80g、ブランデー大匙3)

 次は梨酒。果実酒をつくる瓶に、梨と氷砂糖、ブランデーを投入。多分2ヶ月ほど待てば、おいしい梨酒になるはず。ただし、梨は水分がかなり多いので、果実は早い段階で引き上げて、早めに飲んでしまったほうがよさそう。(材料は、梨2.5個、氷砂糖75g、ブランデー0.9リットル)

 こうして梨を加工したおかげで、おばあさんの好意を長く楽しむことができそう。こうやってストックをつくるのって、冬篭りの準備をするリスみたいで結構楽しい。

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2007年9月12日 (水)

既往研究のレビューに役立つサイト

 たまには研究のやりかたのことなど。

 研究をはじめて、とりあえずやることとして「既往研究のレビュー」がある。この既往研究のレビューをある程度きちんとしておかないと、自分の研究の新規性がいえないし、膨大になされてきた今までの研究のどこに位置づけるかを明言することができない。既往研究のレビューは時間が結構かかるので、きっちりやっておかないと、論文を書き始める段階になって、かなり苦しむことになる。それに、既往研究のレビューをすることで、自分の研究について思いつく点もあるので、研究の最初の段階できっちりやっておいたほうがよい。

 でも、この「既往研究のレビュー」というのはなかなか難しいものなのである。データの分析とかと違って、目に見えて作業が進むわけでないし、既往研究なんていうのは星の数ほどあるからどこまで手をつけるのかも判断に苦しむ。

 そこで、役に立つのが、論文を検索できるサイト。というわけで、以下は、論文検索に役立つサイトのまとめ。

 今、私が一番便利だと思っているのが、JDreamII。科学技術全分野に関する文献情報を網羅しているので、検索結果に信頼がおける。しかも、検索結果をテキスト形式でダウンロードできるので、既往研究一覧を作りやすい。それに、お金を出しさえすれば、論文の複写も申し込める。

 国立情報学研究所のCiNiiも便利。論文検索だけでなく、いくつかの学会では論文本文まで簡単にたどりつける(2007年9月現在で271の学協会)。あいにく私が所属している土木学会は論文本文まで許諾していないけれど、建築学会のように、研究内容が近いけれど所属していない学会の論文に簡単にたどりつけるのは本当に便利。あとは、著者名をクリックすれば一覧が出てきたり、論文の参考文献や被引用文献を見ることができるので、周辺の論文を探すのが便利。ただ、データベースがあまり新しくない感じがする。私の名前で検索してもヒットするのは2本だけ。私は査読付き、査読無しを含めて20本程度は書いているので、少し不本意。

 あと、論文本文を探す時によく使うのがGoogle Scholar。Web上に転がっている論文をたくさん拾ってくれる。使い始めの頃、海外の論文が簡単に見つかって感動した。ただし、利用を許可されていない論文もヒットされるので、検索結果をすべてみることができるわけではない。Google ScholarCiNiiと同様に、研究者ごとの論文一覧やある論文の参考文献一覧を見ることができるので便利。

 JDreamIICiNiiは利用にお金がかかるけど、大学によっては自由に利用できるようにしてくれているところもある(私の所属大学は、学内であれば自由に利用できる。ただし、一部の機能に制限がある)。Google Scholarは無料で利用できる。それと、論文検索サイトによって網羅している文献情報に多少差があるので、検索結果が少しずつ異なる。圧倒的に検索結果が多いのはJDreamIIだけど、JDreamIIでひっかからないのにCiNiiならひっかかる論文もあるので、複数のサイトを使うほうがよいかも。

 私が学部生の頃はこんなに便利なサイトはなかった(あるいはあっても利用しづらかった)ので、既往研究のレビューはもっと面倒なものだった。今はこれだけ道具がそろっているので、既往研究のレビューがきちんとできていないのはただ単に怠惰なだけ、と言われてしまいそう。

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