博士が100人いる村
最近、なぜか今さらながら「博士が100人いる村」って知っているかい?というメールが数通やってきた。これは、言うまでもなく「世界がもし100人の村だったら」のパロディ。このパロディは数年前にとても流行っていたものだが、博士後期課程入学前ではなく、入学後の私に送ってくるあたりが、みんなのとっても優しい親切心を感じる。つまり、入る前に見せても悩みを増すだけ、入ってしまったら仕方がないから心してかかれ、学位がとれなくても死ぬなというメッセージなんだろうと解釈している。
元ネタも根拠の乏しいデータを元にしているという批判があったが、「博士が100人いる村」についても同様で、どのデータを元につくっているのかよくわからない。あちこちで書かれているように、最後のオチである「8人が死亡または行方不明」というのは、わざとデータをミスリードしているようである。どうやらアンケートにある「その他」に分類されている人を「死亡または行方不明」と扱っているようなのだ。
それよりも、身につまされるのが「無職16人」である。博士号をとっても生かすことができるかどうか分からない、とわかってはいたものの、この数字はきつい。あやしいデータかもしれないが、ありうる数字のように思える。
というのを踏まえて、とりあえず以下の2点を宣言しておこうと思う。
- 博士号は何があっても取ります。できれば3年以内で。
- 博士号取得後は何があっても就職します。アカデミックポストにこだわりません。
博士号取得に向けてまだまだ前途多難ではあるけれど、何とかがんばるぞ。
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