路地にぐっとくる
まちづくり系の雑誌に載っていた「谷根千」についての記事を読んで以来、ずっと行きたい、行きたいと思いながら、なかなか行くことができていなかった。東京出張って日帰りが多くて、なかなか手持無沙汰な時間ができないのだ。
たまたま2日連続セミナーがあったので、1時間だけ千駄木周辺を散策した。金沢や京都に比べるとそんなに風情のある建物がたくさん残っているわけではないんだけど、細い路地とか銭湯とか長屋とか、古きよき東京の下町を垣間見えて、いい感じ。
今回、改めて路地っていいなあと思った。私は今、ニュータウンに住んでいるのだが、ニュータウンというところは歩いていると計画者の意図が透き通って見えてくるような感じがする。計画された町はそこが良い点でもあり、悪い点でもある。ニュータウンには路地は存在しない。計画されていない町にしか、路地は存在しない。もちろん防災やバリアフリーの面で路地がかなり不利なのはわかっているのだが、それ以上の価値があるような気がしてならない。路地があるからこそ、散策も楽しい。
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千駄木周辺の写真(ほんの少ししかありません) → http://pika.tea-nifty.com/photos/dangozaka/
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コメント
お久しぶりです。
とっても偶然ですね。
私も先週、谷根千に行ってきました。
東京のビルと下町のギャップに圧倒されました。
不思議ですよね。
投稿: かなおか | 2008年6月10日 (火) 22時59分
谷根千、いいですよね。かなおかさんも同時期に行っていたんですね。
シンクロニシティを感じますね。場所が呼んだんでしょうか?
東京って、人が多すぎるのと町が大きすぎるのとで、絶対住みたくないと思っていますが、意外と下町がちゃんと残っていて散策は楽しいですよね。
投稿: ぴか | 2008年6月11日 (水) 13時10分