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2008年7月11日 (金)

かくかくしかじか

 最近、研究関連で兵庫県と岡山県の県境に行くことが多い。そこで聞いた鹿の話。

 最近、鹿が野によく出てきて困っているそうな。で、鹿が田圃や畑を荒らすので困るのだとか。鹿はもともと木の芽とか木の実を食べているのだけれど、最近では稲の芽や、稲の実(米?)、ひどいときには玉ねぎの芽までも食べるのだとか。農家の人々は、鹿が田圃や畑を荒らさないように対策に追われている。

 もう一つ、鹿の話。夜、山間部の道を車で走っていると、きらめく点がたくさん見える。ホタルかと思って近づくと、鹿たちが群れをなして道の真ん中にいたそうな(つまり、きらめく点は、鹿たちの眼)。鹿たちは結構おっとりしているので、車が来ても道の真ん中で立ちすくんで動かない。注意していないと鹿をひいてしまうことも多いそうな。

 鹿が野によく出てくるようになったのは、里山に人の手が入らなくなったのが原因のよう。里山に人の手が入れば、旧い枝は伐採され、林に日の光が入るため、木の芽も出る。林が適度に整備されれば木の実もたくさんできる。そうであれば、鹿はわざわざ野に出なくても、里山の中で食べ物を手に入れることができる。

 でも、今は里山を手入れすることができる人間がほとんどいない。これからもきっと里山は荒れ続ける。農家の人々と鹿との攻防も続く。

 山間部の集落の衰退は、いろんな意味で問題。山間部から人がいなくなるということは、日本の山の生態系も大きく変えてしまう。私は交通の面からしか山間部の集落に関わっていないけれど、山間部の集落を維持するということは、そこに住む人々の生活を守るだけじゃなくて、環境とかいろんなことを守ることに繋がっているような気がする。

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