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2008年9月14日 (日)

満天の星をみあげながら

200809141544_s  子どもの頃、夏休みには、毎年3泊4日ぐらいのキャンプに行っていた。家族で行くキャンプではなくて、少数の大人に引率された子ども主体のキャンプだ。キャンプに行くのは楽しみでもあり、面倒でもあった(だいたい私は子どもの頃から覇気がなかった)。キャンプ場まで3kmぐらい歩かないといけなかったし、ご飯を作る度に火を起こさないといけないし、夜は電気もないから早く寝るだけだし、トイレなんかボットンだ。お風呂もなくて、川で水浴びをする程度だ。

 それでも、毎年、野原に飛ぶ無数のトンボや満点の星空が楽しみだった。トンボは本当に多くて、私のような鈍くさい子どもでも、虫取り網をスパッとふれば数匹取れて、虫籠はあっという間にいっぱいになった。夜にはこぼれおちんばかりに星が瞬いていた。初めて見た時はあまりにもたくさんの星に、かえって怖いと感じたものだ。

 私はアウトドアはあんまり好きじゃないのだが(だって面倒だもの)、あの星空と無数のトンボを見上げるためであれば、キャンプに行ってもいいな、と思う。

 だから、大阪に来てオートキャンプ場を初めて見たとき、ここにみんな何しに来るんだろう?と不思議に思った。電気があるし、車で乗り入れることができるから不便さもない、その代わり満天の星空と無数のトンボがない。そんな場所にわざわざ何しにいくのだろう?今でも不思議に思っている。オートキャンプ場なんかがつぶれずに繁盛している意味がさっぱりわからない。私が子どもの頃に行ったあの不便なキャンプ場は今でも不便なままであってくれているのだろうか?

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