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2008年11月 8日 (土)

落ちない

 18歳の時に大阪に来た。それまでずっと福井市という田舎町にいたので、関西での生活にいろいろととまどった。

 とまどったことの一つとして、「おちがない話は原則禁止」というのがある。おちがない場合は「おちがないねんけどな」と前置きを置かないといけない。クラスメイトと話していて何回かそれで怒られた。そんなこと言われても、関西人にとっては息を吸うようにおちがある話ができるのかもしれないが、生粋の福井育ちの私にとってなかなか難しい。

 今でも「おち」のつけ方が分からない。とりあえず、自分を貶めて落とそうという努力をする。他人をおとしめて落ちをつけるのは滑った時にけなしているだけになるし、ダジャレで落とすとオヤジっぽくなるし。自分を貶めるのであれば、滑っても傷つくのは自分だけだから大やけどにならない。

 でも、自分を貶めて落とすと、ウケてもウケなくても、時折さびしくなるんよな。「そんなことないよ」と言ってくれてもいいじゃないか、と。というわけで、私は一生関西人になれない気がしている。

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