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2008年12月27日 (土)

場所に名前がつくと

200812121759_s  少し季節外れの話題だけれど。

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 大学には自転車で通学している。所要時間は15分程度。  

 紅葉のシーズンは、駅から大学までの道がやたらと混んでいる。何で混んでいるのかというと、紅葉の名所として有名になったらしい。道の両側 に駐車車両がずらりと停まっているので、自転車は車道を走行しにくい。おまけにカメラに気をとられている人々が歩き回っているので、危険。 というわけで、紅葉のシーズンは、その道を避けて、少しだけ遠回りをして通っていた。

 でも、私が学部生の頃は、その道がにぎわったことなんかなかった。確かに、街路樹がきれいだと四季を通して感じはするけれど、何の変哲もない普通の道だ。 街路樹の美しさは10年前も今も変わらない。いつの頃からか通りにも名前が付いた。

 紅葉の名所になったのが先なのか、通りに名前が付いたのが先なのかはわからないが、どちらもこの10年以内に起こった出来事である。おそらく、名前が付いたことで紅葉を見にくる人がなおさら増えているのではないか。京都の哲学の道も、名前が付いていなければあんなに人が集まらないように。名前がつくと、人は「あの道に行こう」という行動を起こしやすくなるのだろうな。美しい景色があるからといって、そこに人が来るわけではない。記憶に残る体験をするために、多くの人はわざわざ出かける。

 そんなわけで、名前を付ける効果を目の当たりにすることができて、なかなか興味深かった。

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