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2008年12月30日 (火)

落ちこだりもしたけれど、私は元気です

200809211585  自称ポジティブシンキングの人があまり得意ではない。そういう人の前で、「これこれこういうことがあって、少し凹んでいる」という趣旨の話をすると、本当にろくなことにならない。「落ち込んでいたって仕方がない。その問題を考え込むのはやめて、元気を出してがんばれ」と言われて、それで終わり。

 私は落ち込んだ時に、ジブリの「魔女の宅急便」を思い出す。あの映画は「挫折とそれをいかに克服するか」という過程を描いたものだとおもう。自分ひとりでグルグルと模索してみたり、気晴らしに友人と遊んだり、友人の体験談を聞いたり、とにかくいろいろと足掻く。たかだかアニメかもしれないが、落ち込んだ時には魔女の宅急便を思い出して、私もキキと同じように足掻いてみようという気持ちになる。

 私は、落ち込むことって結構大事だと思っている。今起きている問題を他者や状況のせいにするのではなく、自分自身の問題として真摯にとらえないといけないだろう、落ち込んで足掻かないと、這い上がることなんてできないだろうって思っている。

 というわけで、年下の学生が凹んでいる時は「とりあえず落ちこめ。で、思いつく限り足掻け。手と頭を動かせ」とアドバイスする。落ちこむことができるのは、まずは問題を直視できているということだと思うから。逆に、落ちこまないで笑っている人間は、問題から逃げているだけだ。冷たいアドバイスだとは思うが、足掻いて、落ち込みから抜け出せた子は、すごく伸びる。でも、足掻くことがなかった人間は、あんまり伸びない。齢三十を過ぎて分かったことだけれど、世の中は不平等な時もあるが、努力に対する対価に対しては、わりかし平等にできている。

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写真:沖縄の辺戸岬

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