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2009年2月28日 (土)

水玉が好き、ピンクが好き、ヒラヒラが好き

200902181891  昨日に引き続き、フェミニスト的な話題。

 子どもの頃から「女の子なんだから○○しなさい」「女の子らしく」「女のくせに」とか言われるのが嫌だった。性格ややりたいことは、性差よりも個人差の方が大きいに決まっているのに、性別で行動を制限されるのには納得いかない。

 それでもジェンダーフリーになりきれない自分がいて、時々「女(男)はかくあるべき」と考えている部分が顔を出して、出そうとした言葉を飲み込む時がある。服装であったり、仕事や家庭に対する考え方であったり。でも、偏見のない人間なんていないし、完全に文化的背景から影響を受けない人間も存在しないから仕方がない。大事なのは自分がどれだけ偏っているのかを認識したうえで、その偏りをなくすような行動をとることだと思う。

 そんなわけで、娘を含め、子どもたちに男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしくしなさい、なんていうのは絶対に言わないでおこう、男の子も女の子も同じように接しよう、と思っていた。

 でも、そんな親心と関係なく、うちの娘は女の子らしさにやたらとこだわる。

 娘は、水玉が好き、ピンクが好き、ヒラヒラが好き、苺の模様が好き、キラキラしたものが好き、リボンが好き、レースが好き(母も好きなんだけどね)。娘は、男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしい格好をしなきゃって思い込んでいるようで、母が用意した暗い色のトレーナーやズボンを見て、「そんな服は男の子の服だからイヤだ」とのたまう。この前も保育所に着ていく服で私と大喧嘩をした(娘のお気に入りのヒラヒラした服は、洗濯されていて乾いていなかったのだ)。

 娘は最近「髪を伸ばしたい」と言って、「ちょっとは伸びた?」とやたらと髪の毛の長さを気にする。娘はショートカットなのだが、彼女の切れ長の目や小さい顎には短い髪がよく似合っている。周囲の人からも評判がよく、「短いのがよく似合う」とよく言われる。でも、本人はあんまり気に入っていないようだ。「男の子に間違われるのがいやだ」とか。先日もスーパーの試食コーナーのおばさんに「僕も食べる?」と間違われて、怒っていた。

 4歳児では、男の子と女の子の差異なんてほとんどない。遊び方もそんなに変わらないし、力の強さや体の大きさもあんまり変わらない。でも、いつの間にか娘の頭の中に「男」と「女」は違うものだと刷り込まれている。バリバリのフェミニストに育って欲しいわけではないけれど、「男」だとか「女」にこだわって自分や他人の行動を制限するのはつまらないことだと思うんだよな。服装だとか髪型にこだわるだけであれば、それほど問題はないし、洗濯とか気候の問題がなければ「好きな格好しとき」と思うけれど。子どもに価値観を伝えるというのは、なかなか難しい。

(追記)保育所のクラス会で、上記のような話をしたところ、4才というのは自分のアイデンティティを意識し始める時期なので、そういう女の子/男の子の差異を意識し始めるのは成長のあかしでもあるとか。うちの娘とは逆に、女の子なのに「お兄ちゃんみたいな男の子になりたい」と男の子の服装しかしない子もいる(その子はパンツまで男の子用を履くし、トイレも立ってしたがるそうだ)。自分のアイデンティティの帰属を性別に求めるというのはよく分かる。もう少し大きくなれば、そういう意識も変わっていくみたい。


写真:大学の研究室で遊ぶうちの娘。学生さんたちは卒論・修論発表会準備の合間の息抜きでクイズをしている。学生さんがしてくれた手品にキャーキャー喜んでいた。

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