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2009年4月 4日 (土)

悲劇と喜劇は紙一重

 先日、オットが夜中に苦しみだした。その日、オットは終電で帰ってきて、1時過ぎに夕飯を食べていた。私は隣の部屋でのんきに寝ていたのだが、隣の部屋にいたオットが急に「痛い、痛い」とのたうちまわり始めたのだ。何が起きているのだかさっぱりわからず、とりあえず救急センターに電話して症状を伝えたら「病院にこれそうだったらすぐ来てください」とのこと。あまりにも痛がっているので救急車を呼ぼうかどうか迷ったのだが、オットが「救急車じゃなくていい」というので、タクシーで移動した。

 タクシーの中では、どうか大したことのない病気でありますようにって本気で祈っていた。もしオットが死んだらどうすればいいんだろうと考え、いろんな思いがグルグルと頭をかけめぐっていた。

 病院に着いてからもオットは「痛い、痛い」とmずっとうめいている。心配になって看護婦さんに、「すごく痛がっているので対応してほしい」と伝えるが、「順番に見ますからね」という冷静なお返事だった。

 じりじりと20分ほど待って、やっと診察の順番がまわってきた。お医者さんが言うには「尿路結石だろう」、とのこと。こんなに痛がっているのだから、入院や手術が必要な病気に違いないと思いこんでいたのだが、基本的な治療法は水を飲むことしかない。石が小さいうちは水をたくさん飲んで流す。石が大きそうだったら衝撃を与えて石を砕いてから水をたくさん飲んで流す。

 お医者さんが言うには、尿路結石の痛みは、人生でかかる病気の中で一番痛いそうな。でも、人生で一番の痛みであっても、死んだりはしない。人間の体って不思議だ。

 オットは救急センターに行った翌日は会社を休んだものの、その明くる日からは普通どおり仕事に行っている。

 何にせよ、命に直結しない病気でよかった。急病センターに行く途中、私たちは悲劇の真っただ中にいるかのように感じていた。それでも、終わってしまえば、すべてが笑い事になった。お水を飲めば治る病気で、死の兆候を感じていたなんて。そうオットに話したら、「勝手に殺すな」と怒られた。よかった、よかった、本当に。

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 ちなみに尿路結石は誰でもなりうる病気なので、予防を心がけることが大事。もともと男性がよくかかる病気だったのだけれど、女性でもかかる人が増えているとか。予防法は次の5つ。

  • 食塩を過剰に摂取しない
  • 動物性蛋白質を過剰に摂取しない
  • ビタミンCを過剰に摂取しない
  • 就寝直前に食事をしない
  • 一日の尿量が2リットル程度になるように水分をとる(アルコールは分解過程で水分を大量に必要とするので、アルコールを取りすぎないことも大事)

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コメント

僕の友人もつい最近同じ病気で苦しみました。
ドラマーの彼曰くションボーナムのフットペダルに患部を挟まれっぱなしより痛いでぇとのことでした。
とりあえずは本当よかったですねえ。

鍼灸師をめざしてセンセのかばん持ちしていたころ
減塩で逆に慢性的な不全症状がたくさん出ている例をみました。
センセ曰く食塩(塩化ナトリウム)のみの摂取は厳禁であるけど
天然塩(総合ミネラル)はしっかり摂取して水をたくさん飲みなさいとのことでした。
職業柄、ミネラル不足を多々みております。
天然塩やキレート塩は是非是非。

お大事に!の雑言でした。

投稿: 八 | 2009年4月 4日 (土) 22時19分

> ドラマーの彼曰くションボーナムのフットペダルに患部を挟まれっぱなしより痛いでぇとのことでした。
この痛さがあまり想像できないのですが、結石は本当に痛いらしいですね。
お医者さんに「陣痛とどっちが痛いですか?」と聞いたら、「同じくらいじゃないですか?」と言われました(でも、お医者さんは男性だったので、不毛な質問でした)。
もし、同じ痛さとするならば、腰が割れるように痛くて、できることなら気を失いたいぐらい痛いんだと思います。

> 鍼灸師をめざしてセンセのかばん持ちしていたころ
あぁ、また、八さんの謎経歴がひとつ明らかに。すごいなぁ。

減塩のしすぎも良くないんですね。
何事も中庸に、バランスよくというのが大事なんですね、難しいです。

投稿: ぴか | 2009年4月 6日 (月) 08時11分

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