« 無為の豊かさ | トップページ | 怒られた時の対処 »

2012年7月17日 (火)

気の済むまで空を眺める

少し前の満月の夜

駅からお月さまを見ながら、おうちに帰ってきた。

北向きに進まないといけないので、後ろ向きに歩いたりした。

ああ、こういうくだらないことするの、久しぶりですごく楽しいなあと思った。

途中で、猫が数匹住みついている神社をのぞいてみたけれど、今夜は一匹もいなかった。

満月で気持ちいい夜だから、 散歩に行っていたのかもしれない。

- - - - -

空をぼーっと眺めるのが好きだった。

樹木の下に立って、葉や枝の隙間からのぞく青空を眺めるのが好きだった。

雲が風によって姿を変えて流れていくのを眺めるのが好きだった。

雨の日に、家に閉じこもって、雨粒がどんどん落ちていく様を窓から眺めるのが好きだった。

青から茜色へ、茜色から漆黒へと、刻一刻と色を変えていく夕焼けを眺めるのが好きだった。

追いかけて来る月を見つめながら、ふらふらと歩くのが好きだった。

誰にも邪魔されずに、気の済むまで空を眺めるのが好きだった。

生活していると、私の意思ではどうにもならない不慮の出来事が大量に発生して、一瞬前に考えていたことが宙に浮いてしまう。

その繰り返しで、記憶や思考や感情がどんどん断片化していく。

空をぼーっと眺めることことは、私にとって、心にデフラグをかけて、記憶や感情の断片化を解消することだったのだと思う。

ここしばらく、デフラグを疎かにしてしまっていた。

そんなわけで、私には、一人で、何も考えずに、何もせずに、空を眺める時間が必要なんです。

そうじゃないと、日常生活やコミュニケーションの処理速度が著しく落ちるのです。

と、また、何もしないことに対する言い訳を書いてみた。

|

« 無為の豊かさ | トップページ | 怒られた時の対処 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 無為の豊かさ | トップページ | 怒られた時の対処 »